9月入学に関する提言

松山公紀東京財団政策研究所所長(ノースウェスタン大学教授)と伊藤隆敏コロンビア大学教授とともに発起人になって、東京財団政策研究所で9月入学に関する提言を出した。この機会に小中高大すべてで9月入学にすれば、コロナショックによる混乱がある現状での教育機会の均等を確保できるし、日本の教育のグローバル化とも整合的であるという議論である。

県知事の間でも9月入学に賛成が多いと日経の記事が伝えている。デメリットとして指摘されているものの多くは移行期をどのように調整するかというものであり、解決不可能なものはない。もっとも9月入学にしたからといって、すぐに日本の教育がグローバル化するわけではない。グローバル化、多様化のための努力は、いままで以上に続けなければならない。ただ、9月入学にすれば、いろいろな面でそうした努力がやりやすくなる。

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