ポストコロナのセーフティネット

2021年5月16日

今日は日本経済学会の大会で「ポストコロナのセーフティネット」について講演した。明治学院大学の佐々木百合教授の司会・進行で、スムーズに進んだと思う。企業を守ることによって雇用を守ろうとする政策は、多くの労働者の生活を守るという視点からは、まったく十分ではないし、ゾンビ企業を生み出してしまう問題がある、という、最近繰り返していることだが、講演用にPowerPointを用意したので、そのPDF版をここにアップロードしておこう。

その中で、コロナ対策の経済政策には、どちらかと言えば企業支援を目指したものの方が、個人支援を目指したものよりも、(金額的に)大きかったという議論を展開した。その時の資料にしたExcelファイルもここにアップロードしておく。2020年度に組まれた3つの補正予算に関しての計算である。企業支援か個人支援かは、主観的なところがあるが、その判断を変えれば結果はどう変わるかという計算はこのファイルでできるので、興味のある方は参考にしてほしい。

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